2008年07月01日

 考える言葉シリーズより “ 盛衰 ”

 

盛衰

 

 中西輝政教授(京大大学院)が、氏の著書の中で、「“激しく発展していなければ、激しく落ち込む”、これは二十一世紀世界の本質である」と述べているが、示唆に富んだ言葉である。

 

 

 歴史の本質は、無常(すべてが変化してやまない)である。それ故に、「国の運命には所詮、“発展”と“衰退”の二つしかなく、その一方でないとすれば、他方の流れに移るしかない。・・・・・発展が止まった瞬間に衰亡が始まっている」という。だから、“衰亡”の最も核心にある要因を見出すためには、「なぜそれ以上に発展しなくなったのか?」を問うべきであると、氏は述べている。

 

 

 以上の内容は、文明史の視点から、氏が国家の“盛衰”についての歴史観を述べたものであるが、私たち企業人にとっては、企業の“盛衰”の本質論として捉え、考えてみる必要があるのではないだろうか。

 

 

 『中期五ヵ年計画』策定をしていると、「今は不況だから、業績の向上は難しい。何とか、現状維持を図りたい・・・・・」という経営者がおられるが、上記の認識からいうと、すでに“衰亡”は始まっており、「何とか、延命策を図りたいだ・・・・・」といって、医者(他力)頼みしているようなものであろう。

 

 「激しく発展していなければ、激しく落ち込む時代」である。今、経営において、為すべきことが二つある。

 

 

 一つに、“衰退”してからでは遅いのである。「なぜ、それ以上発展しなくなったのか?」を問う、そのタイミングを怠ってはならないということであろう。「先見経営・先行管理の仕組み」(MAS監査)は、つねに万全であろうか。

 

 

 

 二つに、“盛衰”の要因は、外部ではなく、つねに組織の内部にあるということ。

 

 

中西教授は、トインビーを引用し、「“盛衰”の最大要因は、“自己決定能力”にある」としている。つまり、組織は、その能力を喪失したときに“衰退”が始まるのである。それは、「自らの選択」によって未来を切り拓こうとする強い意志力こそが、生存(ゴーイングコンサーン)の究極的な条件であることを意味しているという。これは、私たち企業人がいうところの、イノベーション思考であり、自己革新力だといえよう。

 

 

 

 「理念・目的・ヴィジョン」という経営の原点に立ち返り、自らのあるべき姿と現状とのギャップ(=問題)と真摯に向き合い、深く思考し、行動することが、経営者に求められており、避けては通れない日々である。

 

 

 

 「激しく発展するのか、激しく落ち込むのか」、すなわち、“盛衰”いずれの選択をするのかが、今、問われているのである。

 

 

 

_________________________________

 

 あるべき姿が明確になっているか?

 

現状とのギャップを認識してどの様に行動するかを自らが考えてメンバーと共に行動できる仕組みを経営幹部は率先して参画する。

 

次に来るのがバックアップや援助すること

そして評価となる。

 

仕組む 取り組む  キーワードはスピード 思考2ヶ月 結果は3ヶ月目で出す。

大変良いスキームだ!

 

 

今日から新年度です!

どうぞ皆様よろしくお願いします!

 

 

 

 

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