2008年07月24日
“考える言葉シリーズより 逆境本位 ”
逆境本位
「統合の思考」を身につけた人の行動特性の一つに“逆境本位”という考え方がある。
「統合の思考」とは、「有機体をモデルとした思考法で、自他は非分離の関係にあり、故に、二項は共存の関係にある」という存在観である。この意味が判り、「統合の思考」が自分にとって必要であると心から確信できた人は、“逆境”を好み、“逆境”に強い人になるという。
ある研修で、次のような引用文が紹介された。
「今の日本人は、心が凄く弱いのです。少し自分が損になる又は不利になるかすれば、慌ててしまう。そういう心が弱いのです。・・・・・ビジネスに成功するためには、心が頑丈でないとだめなのです」
確かに、最近、起きている社会的不祥事の多さは、日本人の心の弱さというか、貧困さを象徴しているようで気になるところである。何故、日本人の心はそんなに弱くなったのか。その原因は、自分の損得をすべてに優先して、物事を考えてしまう価値観の低さにあるという。
この価値観の低さの本質は、分離思考にある。分離思考は、統合の思考とは全然逆で、自他を分離の関係で捉え、二項対立の関係においてしか、物事を判断できなくなるので結果として自分本位な行動をとってしまうのである。
自分本位な人は、徹底して“逆境”を嫌う。なぜかと言うと、自分にとっての損や不利が生じると、それは他人のせいだと考えるから、被害者意識に捉われてしまい、それを回避しようと狼狽し、物事の本質を見失ってしまうのである。これは、分離思考の価値観の特徴でもある。
では、統合の思考を身につけた人は、なぜ“逆境本位”なのであろうか。それは、“逆境”を価値だと認識しているからである。統合の思考では、「自分を取り巻くあらゆる環境の主体は、つねに自分である」という考えに立っている。つまり、自分の出逢う環境は、自分の人生にとって、つねに必然なのだ。
そのように考えると、「眼前の“逆境”は、今の自分に何かを示唆してくれているに違いない」と思えるようになるのである。人間は、順境のときに不幸の原因をつくっているのであって、“逆境”のときにこそ、次なる飛躍の種をまくのである。
時代の大きな変革期にある今日、企業にとっても個人にとっても極めて厳しい環境にある。まさに、“逆境”である。これを乗り越え、チャンスにしたいと思うならば、“逆境本位”の価値観である「統合の思考」を身につける必要がある。
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ここでも、個人の価値観や思想で大きな差が生まれるということを学べます。当然、組織風土で気付きを与えるが、本質は変わらないと認識している。
すなわち、どのような価値観で行動しているかを採用の基準にすることで組織と個人の価値観を併せる
これが最も、大変な取組みである。






